ホワイトボードに書いた文字を消す道具が「イレーザー(イレーサー)」です。

ボードに接地して文字を消す部分は、ほとんどの商品において繊維素材でできていて、マーカーのインクを何度も消していくうちに生地の中にカスが詰まり、拭き取り性能が落ちてしまいます。

それを防ぐための掃除方法として、イレーザーの洗濯という手段があるので、そのやり方や手順などを紹介します。

全てのイレーザーは洗濯が可能?

洗濯する前に確認しておきたいのが、当該イレーザーが洗濯可能かどうかです。
ほとんどの商品が洗濯できますが、メーカーによっては洗濯が不可になっている場合があるので注意して下さい。

確認方法は、商品のパッケージの注意書きやメーカーの公式サイトの商品紹介ページで見ることができます。

イレーザー洗濯の方法と手順、注意点は?

水洗いすることで、中に詰まった粉やカスが落ち、拭き取り性能がある程度復活します。

洗濯の方法はメーカーによって異なりますが、大まかな流れとして、イレーザーの生地部分をカバーから外して水洗いするという形になります。
インクは水溶性のものが多く、洗剤は使わなくてもしっかり水洗いすれば汚れは落ちます。
汚れがひどい場合は、ぬるいお湯で洗うのも良いでしょう。

洗剤を使う場合はホワイトボードのコーティングに影響を与えにくい、中性洗剤が推奨されます。
ただし、わずかながら洗剤の影響は考えられるので、ホワイトボードの劣化というコストを考えると水洗いがベストになります。

洗濯の注意点は、あまり強くごしごしと洗わないことです。
力が加わるとイレーザーが歪み、ホワイトボードへの接地に隙間ができて、拭き取り性能が落ちてしまいます。
また、水洗い後は完全に乾かしてから使わないと、インクがイレーザーの生地に浸透してしまい、これも性能を著しく劣化させます。

以上がイレーザーの掃除方法になります。

掃除の頻度は汚れが目立ったり、拭き取り性能が落ちたなと感じた時で大丈夫ですが、あまりに汚れがひどいと洗濯しても性能は戻らず、ホワイトボードを傷つけることにもなってしまうので、買い換えをおすすめします。