【スタンド看板の基礎知識】設置前に知っておきたいこと
目次
「スタンド看板を設置したいけれど、どういう種類があるのかな?」「 そもそも、どんな素材がいいのだろう……」とお悩みではありませんか?
スタンド看板は道行くお客様にとって最初に目に付くため、お店のアピールに欠かせない存在です。
この記事ではスタンド看板の種類や素材についてはもちろん、スタンド看板を設置する際の法律についても解説しています。
■まずはスタンド看板の主な種類を知ろう!
自分のお店にあったスタンド看板の設置に向けて、まずはどのような種類があるのかを確認しましょう。
◇A型看板
▼A型看板
A型看板とはその名の通り、看板を横から見たときにアルファベットの「A」の字に見えることからA型看板と呼ばれています。
A型看板は飲食店を中心にお店の入口付近に設置されることが多く、特に両面タイプのA型看板では両面を使ってお店のアピールができるため、道行くお客様の目に留まりやすいというメリットがあります。
◇電飾スタンド看板
▼電飾スタンド看板
電飾スタンド看板は夜間に営業をしている居酒屋やカフェなどの店頭によく置かれている、内照式の看板のことをいいます。
電飾スタンド看板は夜間の案内に欠かせないものとなっていますので、お店の入り口に設置することで、夜間でも遠くからお店の存在を認知してもらいやすくなるというメリットがあります。
◇サインスタンド
▼サインスタンド
スラッとした1本足でお客様を誘導するシンプルなサインスタンドは、アピールしたいことを挟み込んだり、貼り付けて使用したりできるスタンド看板です。
サインスタンドの中には安定した2本足タイプもあります。
◇バナースタンド
▼バナースタンド
バナースタンドは別名「タペストリースタンド」「スタンディングスタンド」とも呼ばれています。POP広告用の自立式看板で細いパイプを組み合わせて造られているため、軽くて持ち運びが簡単というメリットがあります。
新商品のアピールやイベント会場で使われることの多いスタンド看板です。
■スタンド看板の素材とは?
スタンド看板の主な種類を見てきたところで、ここからは素材の種類と特徴を見ていきましょう。見た目ではわからない素材の特徴を知ることで、看板設置後のメンテナンス方法に違いが出てきます。
◇アルミ
身近な素材であるアルミは軽くて扱いやすく柔らかいという特徴があります。
看板に使う場合はある程度の強度を持たせて作りますが、柔らかな素材のため倒れたりぶつけたりすると、へこんで傷が付きやすいというデメリットがあります。
◇スチール
スチールは鉄を硬く鍛えた素材で重量があり、丈夫な看板ができあがります。
スタンド看板に使う場合は防サビ加工を施しますが、長年屋外に出しっぱなしにしておくと細かい傷から雨水が入り込んでサビが発生することがあります。
◇ステンレス
ステンレスはサビ知らずと思われがちですが、絶対にサビないというわけではありません。メンテナンスを怠ると外部からの「もらいサビ」が進展し、サビが発生することがあります。
しかしスチールやアルミに比べると扱いやすく、手入れが簡単というメリットがあります。
◇木材
素材としては趣のある木材ですが、木材の看板は雨でソリやシミなどが発生して腐食しやすくなるため、他の素材よりも手入れを必要とします。
長年お店を支える看板ですので、看板素材として木材を選ぶ場合はより一層長く持たせるように十分な手入れをしましょう。
◇アクリル板
アクリル板は軽くて丈夫、そのうえ着色性に富んでいるため、看板素材としてよく使われます。前述の電飾スタンド看板でよく見かけることが多いのではないでしょうか。
ただしすり傷には弱く、経年劣化で意外と簡単に割れてしまうことがあります。
■設置前に看板に関する決まりも確認しておこう
お店の経営者にとって、スタンド看板をできるだけ目立つように設置し、道行く人にアピールしたいという思いがあることでしょう。けれども看板にはさまざまな法律や条例によって規制されているので、自由に設置できるわけではありません。
国土交通省の「屋外広告物制度の概要」によると、看板は「屋外広告物法」によって景観の形成や維持のために厳しく規制されています。
また都道府県によっては看板の設置場所や大きさ、高さ、色までも定めている場合があります。違反している場合は、最悪撤去されてしまうことがありますので注意が必要です。
看板の設置についてトラブルが起きないよう、あらかじめ設置を想定している場所の法律・条令に関して、その地域の自治体に確認しておきましょう。
■まとめ
スタンド看板の基礎知識として、種類や素材についてご紹介してきました。
お客様にできるだけお店をアピールしつつ、法令違反にならないように気をつけながら、個性的な看板を設置したいものです。
そういった場合には、オリジナルな看板製作が可能なお店に依頼するのがおすすめです。
集客アップにつながるスタンド看板で、しっかりお店のコンセプトをアピールしていきましょう。