AIで作ったデザイン、印刷できる?注文前に知っておきたい3つのポイント

最近、Canva・Midjourney・Adobe Fireflyなど、AIを使って本格的なデザインが作れるツールが増えてきました。
「自分でデザインを作って、看板やシールに印刷したい」という方からのご相談も増えています。

ただ、AIで作ったデザインがそのまま印刷に使えるかというと、残念ながら必ずしもそうとは限りません。
注文前に知っておくと安心な、印刷データの基本をご紹介します。

目次

印刷前に確認したい3つのこと

1. 画像サイズは「実寸」で用意できているか

AIで生成した画像は、スマホやパソコンの画面上ではきれいに見えても、実際に印刷するサイズに対して小さすぎるケースがあります。

印刷では「実際に仕上がるサイズ」でデータを用意することが基本です。たとえばA4サイズの看板に印刷したいなら、データもA4サイズ(210mm×297mm)で作られている必要があります。
「画面上では大きく見えたのに、印刷したら引き伸ばしでぼやけてしまった」というのは、よくあるトラブルのひとつです。

2. 解像度は350dpi以上あるか

解像度とは、画像の細かさを表す数値です。印刷では一般的に350dpi以上が必要とされています。

AIで生成した画像の解像度は、ツールによって異なります。
72dpiや96dpiといったWeb向けの解像度で出力されているものは、印刷すると粗く仕上がってしまいます。
データを受け取る前に、解像度を確認しておくことをおすすめします。

3. 塗り足しは設定されているか

「塗り足し」とは、仕上がりサイズの外側に余分に設けるデザインの余白のことです。
印刷物は機械でカットするため、わずかなズレが生じることがあります。
塗り足しがないと、断裁した際に端に白い余白が出てしまうことがあります。

当店では10mmの塗り足しが必要です。
AIで生成した画像をそのままデータとして入稿する場合、この塗り足しが設定されていないことがほとんどです。

お断りするケースについて

上記の条件が満たされていない場合、ご希望通りの仕上がりをお約束できないため、残念ながらお断りすることがあります。
具体的には以下のようなケースです。

  • データサイズが小さい、または解像度が低く、印刷すると明らかに粗くなると判断される場合
  • データのサイズと印刷物のサイズが大きく異なる場合
  • 塗り足しがなく、端に白フチが出ることが避けられない場合

「せっかく作ったデザインが使えなかった」とならないよう、事前にご確認いただくか、不安な場合はお気軽にご相談ください。データの状態を確認した上でご案内します。

まとめ

AIでデザインを作って印刷注文するときのチェックリストはこちらです。

  • 画像サイズは仕上がりの実寸で用意されているか
  • 解像度は350dpi以上か
  • 塗り足しは3mm設定されているか

この3点を事前に確認しておくだけで、スムーズに印刷注文が進みます。

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