お店を宣伝するために掲げる看板は、サイズが大きいだけに落下や落雷、火災などによる破損のリスクがあります。
また、それらの原因によって、通行人に怪我をさせてしまうこともあるかもしれません。

そのような事態に備えて看板にも保険をかけることができます。
ここでは、看板保険について種類毎に紹介します。

屋外広告物総合保険制度

東京海上日動火災保険株式会社が引受保険会社となっている保険です。
これは、看板を出している広告主が加入する保険では無く、看板を設置した業者が、一般社団法人日本屋外広告業団体連合会に加入している場合に利用できる保険で、その業者が取り付けた看板にトラブルがあった場合、補償されるものです。

https://nikkoren.movabletype.io/

補償内容は、広告主の責任をカバーしてくれるのが「第2賠責」です。
看板業者などの被保険者が所有、使用または管理する広告物が原因で、他人の身体や生命を害した場合、または財物を損壊した場合に、被保険者が負担する法律上の損害賠償責任を補償するものです。

また、「動産保険(旧第3共済)・動産総合保険」では、火災や風災、盗難などによって看板に損害が出た場合に補償されます。

各保険会社の商品もある

看板を出した広告主が加入できる保険もあります。

例えば、損害保険などを扱うAIU保険では、「屋外設備・装置の損害」に備えるための総合事業者保険「スマートプロテクト」を扱っています。
https://www.aig.co.jp/sonpo/business/product/smartprotect

ほかにも、三井住友海上では、看板だけで無く事業活動における様々なリスクに対応する事業活動総合保険「ビジネスキーパー」など、保険会社によって様々な保険商品を扱っています。

https://www.ms-ins.com/business/property/biz-keeper/

天災による破損は保険の範囲か、また、いたずらなどによる破壊は適用されるかなど、適用の範囲は商品によって異なるので、自分にあった保険を選んで下さい。

※他社様保険商材となります。保険プランやリンク先は予告なく変更される場合もございますのでご注意ください。

保険をかけておけばリスクは下げられる

保険をかけておくことにより、看板による事故や負傷者への責任のうち金銭的な面を保険会社が負ってくれることになり、リスクは大きく軽減できます。

ただし、看板の手入れの不行き届きで落下して歩行者に怪我をさせた場合などは、店舗の責任者が業務上過失致傷などの罪に問われることもあります。
お店の看板や設備はしっかりと管理して、安心安全な営業を心がけて下さい。