ここ数年間訪日外客数が増加し続けています。街中を歩けば外国人観光客を見ない日はないといっても過言ではありません。訪日外客数のなかでも特に多いのが中国人で、その数はとどまることを知らず、小売業においても大きな賑わいを見せています。

ここでは売業などのスタンド看板に関する中国語対応や、多言語対応の必要性について考えていきます。またそれだけでなく、対応するための看板製作や役に立つ情報についてもご紹介します。

■店舗のスタンド看板も多言語化が必要?

国内では2020年のオリンピック・パラリンピック大会に向けて、小売業も多言語対応を進める動きが活発になっています。それ以外にも円安やアジア諸国の経済的成長などの影響により、訪日外国人の数が2018年には3000万人を超えました。

多くの外国人が日本に訪れる時代だからこそ、スタンド看板を多言語化することで、外国人観光客にも対応しやすい環境づくりが求められています。ここ数年の訪日外国人を国籍別で見ると中国人の割合が非常に高く、中国語対応の看板が必須といえる状態です。

■中国語対応のスタンド看板を制作するには

スタンド(中国)

中国語対応のスタンドが必要だといわれても、どのように準備すればいいのか悩む方もいることでしょう。そんなとき中国語対応のスタンド看板を制作する際に役立つ、2つの方法を紹介します。看板の導入を考えている方にも耳寄りの情報です。

◇看板のネット通販を利用

ネット通販では中国語も含め多言語対応がされている看板が、数多く取り扱われています。まずはそこで情報を集めて、どんな種類の看板があるのか調べてみましょう。

しかし中国語といっても繁体字や簡体字があるため、中国語に詳しい店舗の利用をおすすめします。中国語に詳しい店舗であれば、繁体字と簡体字の使い分けにも対応が可能です。

それでも中国語看板作成に不安がある方は、各店舗に問い合わせをしてしっかりと説明を受けることをおすすめします。依頼すればオリジナルの表記を作ってくれるところもあるため、一度利用を考えてみてはいかがでしょうか。

◇指定された看板テンプレートを利用

簡易的で少しでもコストを低く抑えたい方におすすめの方法です。
すでに用意されている看板テンプレートをダウンロードして、看板に貼ったり差し込んだりするだけで多言語看板になります。すでに文字が入っている看板に店名を入れるだけで完成してしまうので、非常にお手軽です。

ただし、中国語をはじめとした言語テンプレートを利用した看板製作の注文を受け付けているお店もありますが、正しい中国語になっているかしっかりと確認したうえで使用しましょう。

■スタンド看板以外に、イラストなどの誘導サインなどもあり!


中国語表記がされたスタンド看板を用意していても、文字だけでは伝わりにくい動作であったり、マナー的な部分が問題視されたりすることが多くあり、どうしても文化の違いというものがでてきます。

そんなときは言語や文化の違いを超えて、わかりやすいユニバーサルデザインを活用する手があります。その1つであるピクトグラムなどイラストを使用した誘導サインの活用を考えてみてはいかがでしょうか。

注意書きの横にこのような動作はNG、このような動作はOKとわかりやすいイラストがあると、より多くの国籍の人に伝わりやすくなるのでおすすめです。

■まとめ

看板スタンドの多言語化についていかがでしたでしょうか。日本では外国人観光客の増加により、多言語に対応できる店舗の増加が求められています。

どんな小さなお店であっても、最近では外国人観光客が訪れる可能性は十分にあります。そんなときに少しでもトラブルが起きないように、多言語に対応した看板や誘導サインがあるとスムーズに対応できるでしょう。