看板に取り付けられる立体的な文字は、平面的な看板よりも店名などを際立たせ、ユーザーに伝えたい情報を届けられる重要なファクターとなります。
その文字には色々な種類があるので、ここでは代表的なカルプ文字とチャンネル文字の違いについて紹介します。

カルプ文字とチャンネル文字の決定的な違いとは?

両者とも、看板に貼る立体的な文字という意味では同じ物になります。
利用方法も同じで、立体的な文字によって店名などを表すことがほとんどになりますが、ロゴや絵なども表現可能です。

では、その違いは何かと言うと、素材の違いによってカルプ文字・チャンネル文字と異なる呼び方をしているのです。

カルプ文字は低発泡ウレタン樹脂

カルプ文字は、発泡プラスチックの一種である発泡ウレタン樹脂を使っています。
高い基材密着性、耐摩耗性、耐油性を誇り、塗装による色づけや加工がしやすいというメリットがあります。
発泡ウレタン樹脂に塩ビ板やアクリル、アルミ複合板などを挟んで使うこともあります。

金属と比べると価格も安くなりますが、劣化が早いというデメリットもあります。

チャンネル文字は金属製がメイン

箱文字や立体文字と呼ばれることもあるのがチャンネル文字です。
素材は、ステンレスや亜鉛、真鍮、銅などの金属が使われています。

金属ならではの高級感や重厚感、スタイリッシュな雰囲気を演出するのに長けていて、ステンレスならば錆びにくく腐食に強くなり、銅や真鍮などはそれぞれの風合いを活かすことができます。

デメリットは価格が高くなることと、重量があるので、設置にも気を使わなければならないことです。

また、アクリルなどを素材としたチャンネル文字もあります。
アクリルは内部やバックライトとしてLED照明を仕込むことで、発光によってユーザーの目を引き、間接照明として照らせば上品な印象を与えることも可能です。

以上がカルプ文字とチャンネル文字の違いについてです。
それぞれ使い勝手や価格、表現できる範囲が異なるので、お店の雰囲気やテーマに従って使う文字を選ぶと良いでしょう。