カッティングシートは、非常に耐久性の高いシートです。
一度使用すると簡単には剥がれないのが特徴です。
ショーウィンドウや、社用車などにぴったりと張り付いた単色の文字やロゴを見たことはありますでしょうか?
そういった装飾にはカッティングシートが使われている可能性が高いです。

まるで印刷してあるかのように密着し、長期間の使用も可能なカッティングシート。
そんなカッティングシートを剥がす際には、ゆっくりと丁寧に対応する必要があります。

今回は窓に貼ったカッティングシートの剥がし方について、順番や注意点について確認していきましょう。

熱を通すときれいに剥がれる

カッティングシートの特性として、熱を加えると柔らかくなる特性があります。
ドライヤーなどでカッティングシートに熱を当てながらゆっくりと剥がしていくことで、下地に傷をつけることなく剥がすことができます。

もし、範囲が広いのであれば、熱湯をかけるという方法もあります。

どんな道具を用意すればよい?

カッティングシートを剥がす上で必要な道具としては、ヘラやシール剥がしスプレーがあります。
シール剥がしスプレーをまんべんなくシートにつけていき、ヘラで端からシートをめくっていきます。
糊などが残っている場合は、ドライヤーで糊を溶かすことも効果的です。

それでも残ってしまうようであれば、もう一度糊のところにシール剥がしスプレーを使用し、綺麗なタオルを使って拭き取ってから剥がしてください。

下地がプラスチックの場合は、除光液や消しゴムなどでも対応できますが、剥がれにくさを感じるでしょう。
先ほど挙げた、ドライヤーなどと併用して使用して頂くことをおすすめします。

シール剥がしスプレーを使用する際には強度に注意

シール剥がしスプレーは、完全に剥がれるように構成されているために、刺激が強烈です。
下地によっては、色落ちをすることも考えられます。スプレーの説明書きを良く読み、対応する素材を確認したうえで、
まずは目立たないところで確認しましょう。

スプレーの種類も色々あり、強度が高いほど効果は期待できますが、強烈なだけにかかってしまう部位に対しては負担が大きいですし、素材を痛める原因にもなりますので、十分に気を付けて使用してください。

まとめ

・ドライヤーの熱風
・お湯
・シール剥がしスプレー

どれも対象の素材を見極めて、無理な力を加えないことが大切です。
初めての際は、まずはゆっくりと丁寧に剥がして頂くことをおすすめします。