セミナーや会議などでホワイトボードを使用しているうちに、書いた文字や絵が消えにくくなるという経験はありませんか。
ホワイトボードは消えにくくなる原因、さらに一度消えにくくなったホワイトボードを復活させる方法を探っていきます。

ホワイトボードに書いた文字が消えにくくなる原因

ホワイトボードに書いた字が消えにくくなる原因として、主に3つの原因が挙げられます。
1. ホワイトボードの劣化
2. ホワイトボードで使用するマーカーの劣化
3. ホワイトボードを消すために使うイレーザーの劣化
以上の3つです。

ホワイトボード自体の劣化:表面にあるコーディングに傷が入り、剥離されることで凸凹ができることです。

マーカーの劣化:経年によるものです。
アルコール性のマーカーが一番消えやすいですが、アルコールは揮発性が高いので、長期保存すると内容物のバランスが悪くなります。

イレーザーの劣化:使用すればするほど劣化していきます。

消えなくなったホワイトボードを復活させる方法

ホワイトボードで水拭きをしても汚れが取れなくなったら、ホワイトボードの掃除用クリーナーを使用しましょう。
それでも難しいようであれば消毒用のアルコールやエタノールを使用してください。

しかし、強力過ぎるとコーディングが剥がれる危険性があるので注意が必要です。
むやみに手元にあるものを使うことはお勧めできません。

消えなくなったホワイトボードを復活させる別の方法としては、市販のコーティング剤を使用することが挙げられます。
劣化した表面をコーティングして保護することで、滑らかにふき取りやすくする効果があります。

他にも、ホワイトボードのシートを貼りなおす、という方法もあります。

なお、マーカーが古くなった場合には、新しいものを購入すればよいので分かりやすいですね。

イレーザーについては多層構造になっていて、劣化している表面の部分だけを剥がして使えるタイプなどがあります。
どの方法に関しても、ホワイトボード専用のアイテムを使う事で失敗を防げます。

ホワイトボードを長持ちさせるには

まず、マーカーで書いた字は、なるべく時間をおかずに消すようにしましょう。
履歴や周知の為という目的でホワイトボードに書いた情報を残す必要がある場合は、携帯電話のカメラで撮影して保存したり、紙に転記するなどして対応すると良いでしょう。

また、週に一回程度の割合で水拭きをして汚れを落とし、乾いた布で水分を拭き取りしっかり乾かしましょう。
ホワイトボードは、人の手指の皮脂や空気中に漂うホコリなどで汚れることでも消えにくくなります。
定期的に掃除をすることでホワイトボードを長持ちさせることができます。

なお、掃除の際には、シンナーなどの除光液やシール剥がし剤を使用してはいけません。
メラミンスポンジでの掃除も、一見きれいになったように見えますが、ホワイトボード表面に細かな傷をつけてしまいますのでやめましょう。