毎日の食卓に並ぶ食料品やお菓子、ドリンクなどの飲食物、さらに日用品や雑貨などを取り揃え、日々の生活に無くてはならない存在がスーパーマーケットです。
日常ではスーパーと略して呼ばれることが多いですが、日々ご利用のスーパーの看板について注目したことはあるでしょうか?

今回は、スーパーの看板におすすめの種類や特徴について紹介します。

スーパーの看板は大きく赤や緑を使うのが特徴

スーパーは売り場面積が平均1320㎡あり(平成28年のデータ)、基本的に大型の店舗が多くなっている傾向があります。
(参考資料:http://www.ajs.gr.jp/upimages/pdf/417_1.pdf)

それだけに、掲げる看板も大きくすることができ、建物の上に掲げられたロゴマークや店名の入ったもので、ひと目でスーパーだとわかる看板をよく見かけます。

カラーリングは赤や緑を使うことが多くなっていまが、赤色は可視光線の中で最も波長が長く、前に飛び出して見える「進出色」といわれ、人の目に近距離感を与え、遠くから見てもお店の看板だと確認できる強い視認性を持ちます。

また、暖色系である赤は交感神経を活発にさせ、心理的に興奮させるので、購買意欲を増加させるという狙いがあったり、

ほかにも赤は肉や熟した野菜をイメージさせ、色で食欲増進させる効果も考えられます。

緑の看板に関しては、カラーセラピー的な観点から見ると、「ナチュラル」「安心」などの意味合いがあります。
緑色は新鮮な緑黄色野菜を思わせる色なので、美味しくて、しかも食べても安心な野菜をイメージさせることができるでしょう。

赤や緑以外の色で看板を作るとどうなるか

消費者には、スーパーの看板は赤や緑がメジャーという固定観念のような意識があるため、
真っ黄色や真っ黒でスーパーの看板を出しても、色的な観念から、スーパーであると認識されない恐れがあります。

差別化という観点では必ずしもNGという訳ではありませんが、
スーパーの看板の色に関しては、赤系統か緑系統を選ぶのが無難と言えます。

スーパーとして設置すべき看板はどのようなものがあるか

屋上看板

スーパーの建物は大きなサイズになることが多いので、建物上部の看板が回りからもよく見えて効果的です。
「屋上看板・屋上広告塔・塔屋(とうや)看板」などと呼ばれますが、屋上にある階段室・機械室の四方を覆う形で設置したり、専用の広告塔を立てたりして設置します。

自立看板

駐車場の入口や道沿いに立たせるのが「自立看板」です。
数メートルの支柱の上に看板を取り付け、大きな広告面で様々なアピールができます。
スーパーの駐車場にも設置されているのをよく見かけます。

ロードサイン

店舗から少し離れた幹線道路沿いに立てるのが「ロードサイン(野立て看板) 」です。
郊外などを車で走っていると「◯◯スーパー ◯km」と、そのスーパーまでの距離を入れた看板を見かけます。
道路を走る多くのドライバーにお店の場所を伝えることができ、誘導・広告の役割を果たします。

電飾看板

上記の看板に照明を付けた場合は「電飾看板」と呼ぶ場合もあります。
看板内部に蛍光灯やLEDを入れ込んで中から光らせたり、看板上部からスポットライトで照らしたりして、夜間でもお店のアピールをすることができます。

店内看板

また、スーパー特有と言っていいのが「店内看板・店内サイン(吊り下げサイン)」です。
店内の商品陳列棚毎に設置され「米」「ソフトドリンク」「カップラーメン」などと、どこにどの商品があるかひと目でわかるようになっています。

以上、スーパーで使われる看板の種類や色の特徴について紹介しました。
色は赤か緑がオーソドックス、そして「屋上看板」や「自立看板」でお客様を引き寄せ、わかりやすく店内を案内する「店内看板」を設置する。
これらの基本を守りつつ、自分たちのスーパーに必要な看板を揃えていって下さい。