あれ? せっかくスタンド看板を作ったのになんか見づらい気がする」「見やすいスタンド看板にするにはどうすればいいの?」とお悩みではありませんか。

実は見やすいスタンド看板を作るには、4つのコツがあります。
ここでは見づらいスタンド看板を見やすくするためのテクニックを詳しくお伝えしましょう。

■こんなスタンド看板は見づらい…

見やすいスタンド看板のコツをお伝えする前に、まずは見づらいスタンド看板を作ってしまう3つのパターンを見ていきましょう。

◇看板の文字が小さすぎる

看板の文字があまりに小さすぎると何が書いてあるのかわかりづらくなるばかりか、読まれずにスルーされてしまう可能性があります。

お店の名前はもちろんのこと、アピールしたいポイントや電話番号、営業時間などは視認性の高い大きさの文字にしましょう。

◇看板に入っている情報が多すぎる

伝えたいことが多いからといって、看板にすべての情報を入れてしまうと読みづらくなってしまいます。そのうえ情報が多ければ多いほど文字も小さくなりますので、さらに見づらいという結果に……。

伝えたい情報を整理しておくか、メッセージ性を持たせるなどして、必ず伝えたいことだけを目立たせるようにしましょう。

◇色のメリハリがなく文字が背景に埋もれてしまう

お店のテーマカラーがある場合に多い失敗です。
看板に使用するメインのカラーと文字とのメリハリがなくなると、文字がぼやけてしまい読みづらくなってしまいますので、強調したい部分はテーマと全く違う色にするなどして目立たせるとよいでしょう。

■見やすいスタンド看板にするためのコツ

見づらい看板の失敗パターンを見てきたところで、ここからは見やすいスタンド看板にするための4つのテクニックをお伝えしましょう。

◇文字サイズは適切な大きさに

スタンド看板を作るにあたって、まず重要なことは設置する看板までの視認距離を把握することです。

小さな文字が読みづらいことはお伝えしましたが、実は字が必要以上に大きすぎても読みづらくなります。看板の文字は道路を通行するお客様との距離に応じた文字の大きさを選ぶことが重要です。

文字の大きさを決めるうえで参考になるのが国土交通省の「誘導案内設備に関するガイドライン」です。
このガイドラインによると、「近くから視認する自立型や壁付型等の案内サインなどは4~5m以下、案内サインの見出しなどは10m程度に視距離を設定することが一般的である。」と記載されています。
参考:国土交通省「2.誘導案内設備に関するガイドライン」https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/content/001396992.pdf

また、このガイドラインには、通行人が設置されている看板を無理なく読むために有効な文字の大きさも示されています。
視距離が1~2mから30mの場合まで書かれていますので、看板を設置する際には参考にしましょう。

◇可読性の高いフォントを選ぶ

フォントとは文字の書体を看板で使えるようにデータ化したものをいいます。流れるような欧文文字は視認性より見た目の良さからついつい選んでしまいがちです。

しかしそれでは看板本来の役目を果たせず、通行するお客様の目に留まりにくいものとなりかねませんので、だれもが読みやすいフォントを選んで看板を作るようにしましょう。

◇伝えたい情報をまとめる

伝えたいことや山ほどあるというお気持ちはわかります。けれども、情報を詰め込んだ看板は非常に読みにくいものとなってしまいます。

伝えたい情報をまとめておく、あるいは伝えたい情報の中から一つを選び、インパクトのあるメッセージを看板に書くほうがより伝わりやすく効果的です。

◇メリハリのある配色にする

伝えたい情報を整理したら、今度はメリハリのある配色を選ぶことが重要です。お店のイメージに合う色を選んだらコントラストをいかした配色にするなど、書いてある文字を読みやすくする工夫が必要でしょう。

■さらに看板を見やすくするには

スタンド看板をさらに見やすくする方法も紹介します。

◇スタンド看板は設置場所に見合った種類・サイズを選ぶ


スタンド(中国)

スタンド看板の設置場所に合った種類の看板・サイズを選ぶとより見やすい看板になります。大きすぎる看板はお客様がお店を出入りする際に支障をきたす場合がありますし、また、高すぎると照明や店舗テントに当たってしまうため非常に危険です。

イメージだけで看板を作るのではなく、設置しようと考えている場所のサイズをしっかり測りましょう。

◇通行人から見やすい角度で設置する


スタンド看板(飲食)

スタンド看板を設置する際には、通行するお客様から見えやすい角度になるよう設置しましょう。

特にA型看板と呼ばれるタイプのスタンド看板は、両面が使えるタイプもありますが、お店の左右を通る通行人に向けて設置しなければ意味がありません。

実際にスタンド看板を設置してみて、自分がお客様になったつもりで見やすい角度を決めることが大切です。

■まとめ

今回は見やすいスタンド看板を作る4つのテクニックをお伝えしました。
スタンド看板は、お客様にお店の良さをアピールする大切なツールです。
ぜひ今回紹介した内容を参考にして、お店のイメージを大切にしつつ、読みやすいスタンド看板を作りましょう。