店舗の集客には立て看板の設置は欠かせません。どんな大きさの立て看板を置くかで、イメージもガラッと変わります。

しかし、立て看板の大きさというのはなかなかイメージしづらく、どれくらいのサイズを選んだらいいか迷う方も少なくありません。
そこで、今回は立て看板の大きさを選ぶときに失敗しないポイントをご紹介します。

■立て看板(スタンド看板)の大きさは何種類ある?

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立て看板の大きさはさまざまですが、A型サイズとB型サイズの2つの基準があり、A3サイズからA0サイズ、B2サイズからB0サイズの7種類が一般的です。

店舗で使われる立て看板の大きさとしては、A1サイズやB1サイズあたりが最適でしょう。設置する場所にもよりますが、あまり小さすぎても目立たず、大きすぎても規制に反したり邪魔になったりします。
店舗の立地や各地域の規制など、それぞれの条件に合わせて、立て看板の大きさを選びましょう。

■立て看板(スタンド看板)の大きさを選ぶときのポイント

立て看板を選ぶ際には、気を付けておきたいポイントがいくつかあります。注文してからイメージと違ったということがないように、事前に確認しておきましょう。

◇設置スペースをしっかりと確認する

立て看板の大きさを選ぶ上で、設置スペースは最も重要なポイントです。
立て看板を置く場所の周辺をチェックし、周囲や高さに余裕がある大きさを選びましょう。

設置スペースの確認を怠って、店舗の出入りに支障が出ることや、高さが照明にかかってしまうというケースはよくあります。
数字だけでイメージするのではなく、実際に現場を見ながら確認するようにしましょう。

◇使用目的と大きさがあっているか

立て看板の大きさは、とにかく大きければいいというわけではありません。
目的に合った大きさを選ばないと、店舗の雰囲気を壊してしまうこともあります。

たとえば、商品の紹介が目的なら、視認性が高く目立ちやすい1m以上のサイズがおすすめです。また、縦長のタイプの立て看板なら、高さ1m以上の大きさでも省スペースなので、場所を有効的に使えます。

◇日常的に出し入れする場合は重さも考慮する

立て看板を使うのは営業時間内だけという場合、開店と閉店の際に立て看板を出し入れすることになります。
その場合、大きすぎたり重すぎたりする立て看板は、出し入れの際に不便ですので、日常的に看板を移動する可能性があるなら、大きさと重さを第一に考えると失敗が少ないでしょう。

■看板の設置には自治体によって制限されている場合もある

店舗の看板は、自由に設置していいわけではありません。
自治体によっては、看板の設置に関して細かい規制が設けられているところがあります。
たとえば、観光地として人気の京都は、景観を守るために厳しい規制を設けており、彩度の高い目立つ看板は設置できません。

東京都にも看板の規制に関する条例があり、土地に直接看板を設置する場合は、看板は地上10m以内に収める必要があります。

さらに、パチンコ店やゲームセンターなどの遊興施設の看板は、自治体の規制に加えて風営法での規制があります。風営法では「客室内部の見通しを妨げる設備を設置しない」という基準があるため、立て看板の高さを1m以内に収めなければいけません。

このように、立て看板を設置する自治体や営業形態によって、看板の設置規制はさまざまです。立て看板の大きさを決める前に、設置場所の規制についてしっかり調べておきましょう。

■まとめ

立て看板は集客に便利なツールですが、大きさの選び方が肝心です。
設置場所や目的に合わせたものを選ぶのが、立て看板を効果的に見せるポイントになりますが、自治体によっては細かい規制があるため、立て看板を導入する際は確認が必須です。
さまざまな立て看板の中から、店舗に合った大きさを選びましょう。