お店を営業するには看板が必要不可欠ですが、そもそも看板の役割や設置する効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
認知、宣伝、誘導の3つの視点で紹介します。

お客様に認知してもらう役割・効果

どんなお店でも、お客様に存在を知られていなければ成り立ちません。
看板を設置することによってお店を発見、認知してもらう可能性が高まる効果があります。

目的を持ってお店を探す方はインターネット等を利用してお店を探しますが、不特定多数の方にアピールできるのが看板の強味です。
お店を知ってもらうことと来店の促進は別問題ではありますが、「こんなお店があるんだ」と認知させるのが、お店を繁盛させるための最初の一歩です。

広告、宣伝、PRの役割・効果

ただお店を知ってもらうだけではなく、他のお店との違いやそのお店の魅力をアピールするのも看板の役割です。
サービスや価格、取り扱っている商品等の情報を提示することで、宣伝をします。
メインターゲットとなる年齢層や性別、どのような趣味趣向の方に向けたお店なのかを意識して作るとより具体的なPRとなることでしょう。

お客様はお店の雰囲気やサービスを看板から読み取り、自分向けのお店かどうかの判断をします。
そのため、一目でお店の特徴がわかる看板が理想的です。

もし一目で判断しづらいお店の場合、お客様は「自分には合わない」という判断をしてしまう可能性が高くなります。

お店への入店を誘導する役割・効果

お店の存在を知り、魅力を感じてから初めてお客様は入店するかどうかを判断します。
お店の入口が地下や複合施設の中にあってわかりにくかったり、中の様子が見えづらいせいで、入店を躊躇するお客様もいます。

入りやすいお店にするためのファサードや、矢印などで入口に誘導するまでのサインも看板に求められる重要な役割のひとつです。

なお、看板を目立たせたいあまりに奇抜なデザインにするのは逆効果な場合もあります。
周りとの差別化を図りつつ、お店の雰囲気を壊さないというサジ加減が必要です。
看板の役割を理解し、最適なデザインと設置場所によって最大の効果を発揮できるようにしたいですね。