夜の帳がおりてもなお営業を続けているお店や、24時間営業をしているお店にとって、暗い場所でも光り輝く看板は集客の要です。

今回はそんな夜に効果を発揮する「夜に目立つ看板」をいくつかご紹介していきましょう。

■電飾看板

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電飾看板とは蛍光灯やLED照明を使って看板の中から照らす内照式のものと、看板に外からスポットライトを当てる外照式のものがあります。「夜に目立つ看板」といえばこの電飾看板のことを指すほど、昔から使われてきました。

電飾看板は照明をつけて店頭に出しておくと、お店が営業中であるとお客様に知らせるとともに、通りすがりの人にもお店の存在をアピールできるというメリットがあります。

電飾看板の内照式と外照式にはどちらにもメリット・デメリットがありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

◇内照式

内照式は看板自体が光を通すアクリルなどでできており、看板の中に蛍光灯やLEDといった光源が内蔵されているものをいいます。光源は最近になってLEDタイプが増えてきましたが、まだまだ蛍光灯もよく使われています。

内照式は内側から看板を照らすことで、すみずみまでムラなく均一に光が当たり、看板の文字が読みやすいというメリットがあります。また看板のデザインによってはコンパクトなサイズも制作可能ですので、閉店時間にはお店の中に看板を取り込むことも可能です。

ただ、これからご紹介する外照式に比べるとやや製作コストがかかってしまうというデメリットがあります。

◇外照式

看板の外から照明を当てて、看板を目立たせるようにしたのが外照式です。看板の上部や下部からスポットライトを当てて、暗い場所でも看板の内容が読めるようにしています。

外部に照明さえ設置できれば、看板の素材や場所を選ぶことはありません。店頭に置けるスタンド看板はもちろん、壁面やビルの屋上であっても看板を設置することが可能というメリットがあります。

ただ、内照式に比べると照明によって照らされる範囲にムラがあるため、看板が見づらくなることがあり、さらに照明が看板の外側に設置されていますので、コンパクトサイズの看板であっても店内に取り入れるとかさばるというデメリットもあります。

■デジタルサイネージ

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デジタルサイネージとは、動画や音声まで流せる電子看板のことをいいます。液晶看板、電子ディスプレイ、デジタル掲示板と呼ばれることもあります。

これまでの看板は一度作ってしまえば作り変えるまで同じ情報を掲示するだけで、掲示内容を変更するなら「ポスターを差し替えられる看板」か「手書き看板」ぐらいのものでした。

しかしこのデジタルサイネージは店主のこだわり、お得なキャンペーン、お店の雰囲気などを画像や動画を使って伝えることができますので、お客様の目を引くことが可能となります。

■LEDディスプレイ

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LEDディスプレイは電光掲示板、電子ディスプレイとも呼ばれていて、道行く人の視線を引きつけるのが特徴です。文字が光って流れていくため多くの情報を発信し、お店をアピールすることができます。

またメッセージを容易に切り替えることができますので、普段はお店のキャッチコピーや電話番号を流していても、タイムセールのときや季節に合わせたメッセージに切り替えることが可能です。

ただあまり長いメッセージを流すと、途中から読むと内容がまったく伝わらないというデメリットがあります。

■ネオンサイン


ネオンサインはネオン管を利用した看板のことをいいます。ネオン管は色が鮮やかで自由に曲げることができ、さまざまな場所に設置が可能です。そのためお店の名前やキャッチーな言葉、お店のアピールポイントをネオンサインにすると、レトロで味わいある雰囲気になります。

ネオンサインは陽気でクラシカルな雰囲気を醸し出せますが、ネオン管を使用する場合は高電圧をかけて放電を促し、安定器を置くなどの安全対策が必要になります。今ではネオン管が持つ独特の雰囲気を再現した、安全な「ネオン風 LEDサイン」もあります。

■まとめ

夜でも目立つ看板として電飾看板やデジタルサイネージなどをご紹介してきました。夜も営業をしている、あるいは24時間営業しているお店にとって看板はなくてはならないものです。それぞれの特徴をよく知ってお店の雰囲気に合う看板を選びましょう。