ホワイトボードに書き込むマーカーは、揮発性アルコールを成分とし、定着剤を含まない専用のものになります。
専用ペンで書けば表面で固まってホワイトボードに浸透することはありませんが、間違って油性ペンで書いてしまった場合、ボードにインクがこびりつき、イレーザーで消してもうっすらと跡が残ってしまいます。

盤面が白いだけに黒い跡は目立ち、それによって文字が見えにくくなり、ホワイトボードの使い勝手が悪くなってしまいます。
ここでは、油性ペンで書いてしまった場合の消し方を紹介します。

お手軽で一般的な方法

より安全で一般的な対処としては、お手持ちの専用ホワイトボードマーカーや水性ペンを使い、油性ペンで書いてしまった部分を上からはみ出すように塗り、イレーザーで拭き取る方法です。
まずはこちらの方法からおためしいただくことが良いでしょう。

合成洗剤をひと噴きで簡単に消せる!

こちらは洗剤を利用する方法です。
スプレータイプの合成洗剤をワンプッシュしてティッシュや布などで拭き取るだけです。
成分的には界面活性剤、泡調整剤、アルカリ剤などを含むものであれば大丈夫です。
具体的にはマジックリン、マイペット…などの油汚れ対応の製品で、比較的優しい素材のものをお勧めいたします。

油汚れの洗剤といっても「焦げを一気に落とす」「業務用レベルの強さ」のような強力な商品も最近見かけますが、
ホワイトボードの表面が痛む可能性がありますので、強度の強い洗剤はお勧めしません。
また、前述の優しい洗剤においても、必ず問題の無い部分でお試しいただくことが安心です。

やってはいけない消し方

アルコールやシンナー、除光液などの溶剤を使うのはやめましょう。

これらを使うとホワイトボードの表面に施されたコーティングが剥がれてしまうので、間違って書いた油性ペンの跡は消えても、次回以降に書いたインクが消えにくくなります。

ホワイトボードが消えにくくなった場合の対処方法

薄めた中性洗剤を使って、布などで優しく盤面を拭くと綺麗になります。

また、ホワイトボードの汚れ落とし専用の、ホワイトボード用クリーナーもあります。
スプレータイプが多く、噴き付けるとインクのシミや汚れが浮くので、拭き取るだけで白さが甦ります。

このように洗剤で綺麗になるホワイトボードですが、書き込むときは油性ペンを使わないように注意して、専用のペン・マーカーを使うように心がけて下さい。