街中を歩けば、お店の前でよく目にするスタンド看板。その店の「顔」として、行き交う人々に親しまれています。

このように身近なスタンド看板ですが、デザインをするときにはどのようなコツがあるのでしょうか。折角作るのであれば、より費用対効果が高いものを作りたいですよね?
そのために欠かせない知識として、スタンド看板の種類とデザインのコツをご紹介します。

■スタンド看板とは

スタンド看板は、自立式の看板で折りたたむこともでき、移動させることも簡単です。
その利便性の高さから、店舗、イベント会場、オフィスなどで広く活用されています。
また、目の前を通る歩行者の目に自然と留まることで、集客を促す効果があります。

◇スタンド看板の種類

最近は、スタンド看板にもさまざまな種類のものが登場しています。

たとえば、ポスターなどを貼る面が片面式のものと両面式のものがあります。これは、設置箇所周辺の人の流れや、看板を置く向きによって、どちらがいいかが決まってくるでしょう。

スタンド看板

スタンド看板のフレームカラーもさまざまな種類があり、お店やイベント、オフィスや展示会のイメージに合わせて選ぶことができます。

スタンド看板(メディア)
きらびやかでゴージャスな雰囲気を醸し出したいのであればゴールド、落ち着いてシックな印象を与えたいのであればブラック、さらにオリジナル感を出したい場合には、レッドやブルーなど、お店やイベントのイメージにフィットするものを選べるようになっています。

■看板のデザインを考える前に

スタンド看板の要になるのはデザインですが、具体的なデザインを練る前に、ぜひ一度考えて欲しいことがあります。
それは、看板で伝えたいことは何なのかということです。

スタンド看板の特徴として、見てもらえる時間に限りがあるということが挙げられます。たとえば、街中など人の往来の激しい場所では、1つの看板をじっくり集中して見る人は稀です。
つまり、看板を見た人に一瞬で伝えたいことが伝わるように、内容を吟味する必要があます。この特徴を理解した上で、スタンド看板で伝えるべきことを考えましょう。

そのため、伝えたい内容を簡潔にまとめるということが大切になってきます。
大きなサイズの看板を作るからといって、その大きさの分だけ内容を詰めてはいけません。そうしてしまうと、結局見ている人に伝えたいことが印象づかない看板になってしまいます。

たとえるならば、スタンド看板は看板娘のような存在です。
もし看板娘を採用するとしたら、どのような呼び込み文句を言ってもらうのがいいでしょうか。たとえばお得なセール中であること、イベント実施中であることなど、簡潔でキャッチーな内容ではないでしょうか?

少なくとも、細かい商品やサービスの内容をすべて語らせるようなことではないはずです。このような特徴を意識した上で、伝えたいことを考えていくとよいでしょう。

■スタンド看板をデザインするときのコツとは?

伝えたい内容が決まったら、次は具体的なデザインを考えていきましょう。
看板のデザインを考える上で、重要な基本事項として、まず3つ押さえておきたいことがあります。

◇色

1つ目は、色です。色の選択は看板の印象の決め手となりますので、店舗やイベントのイメージを伝えられる色を選ぶことが大切です。
もし迷った場合は、店舗やブランドのロゴで使用されている色や、その色と合う色から考えてみるのもよいでしょう。

◇文字(フォントと文字サイズ)

また、文字のサイズとフォントの選び方も大切です。多くの人が思っている以上に、文字のフォントも看板のイメージに影響します。
これも迷った場合は、ロゴで使われているフォントに近いものを選ぶと、まとまりが良くなります。

◇キャッチコピー

最後に、キャッチコピーも大切な要素です。
デザインをする前に、伝えたいことを簡潔にまとめるということをお伝えしてきましたが、その簡潔にまとめた内容を、伝わりやすさ・覚えやすさを意識した言葉で表現してみるとよいでしょう。

■まとめ

人々を動かすためのスタンド看板をデザインするためには、何を伝えたいかを簡潔にまとめてから行うことが大切です。
そして、そのメッセージがより伝わるためのデザインを作成しましょう。そのコツは、適切な色やフォント選び、そしてキャッチコピーの作成です。

また、スタンド看板自体も幅広いバリエーションがあります。伝えたいことや店舗・イベントのイメージを意識しながら選ぶことで、スタンド看板は目標達成のための強い味方になってくれるでしょう。